にせよん(新)

4コマ漫画の購入記録、時々感想。

小学館 あずまんが大王

あずまんが大王1年生 (少年サンデーコミックススペシャル)

あずまんが大王1年生 (少年サンデーコミックススペシャル)

あずまんが大王 2年生 (少年サンデーコミックススペシャル)

あずまんが大王 2年生 (少年サンデーコミックススペシャル)

やっと購入。
当然オリジナル版ももっているわけですがー。というかだからこそ「どーせ再録だし」とか思ってAmazonのおすすめも無視していたのですが、なんか評価コメント読んだら少し興味わいたんで勢いで。


さっそくオリジナル版と比べてみようと思うも、普通に本の山に埋もれてて行方不明。そんなオチか。


それでも修正した(とおぼしき)部分の絵柄は確かに全然違うよーな。というかやっぱ明らかに『よつばと!』風だね。って作者同じなのに。
とくに書き下ろしのパートになると、これはもうはっきりと別モノですね。
まあこちらはギャグやノリなんかも丸ごと完全に別作品として見てしまえばそれですみますが、オリジナルの修正加えた部分(と自分では思っているところ。原版にあたってないんであくまで記憶頼り)とかははっきり違和感ありますな。まさかこんなにしっかり分かるとは思いませんでした。


「初見の時の衝撃+初めて見たのものが基準となってしまう刷り込み+思い出美化補正」なんかでバイアスがかかりまくってるの承知でいってしまうと、昔のがしっくりくるね。ネタも絵も。
……それってつまり、極論覚悟で言ってしまえば「作者ですら(あの時の)あずまんが大王は描けない」ってことで……どんだけだったんだよって話ですな。
最前線に立つ人というのは、一つの成功を納めて尚、更に次の段階へと進み続けなければいけないものなのですね。
創作の世界って恐ろしい。
いわんや後追いなんて。
泥鰌を何匹捕まえようが、タケノコ何百本掘ろうがねえ。


やる人はここまでやる一方で、それなりにまとめる人はそれなりに仕上がる感じで……それが一括りに「漫画」「四コマ」とか「萌え」とかで同じ雑誌に載ったり、単行本が一緒に棚に並べられたり……ま、このへんはあんま掘り進んでも楽しい答えが見つかる予感がないから、一消費者は面倒なことは詮索せず、蓋しちゃいましょう。