にせよん(新)

4コマ漫画の購入記録、時々感想。

もえくりこ

もえくりこ (CRコミックスDX)

もえくりこ (CRコミックスDX)

"〜パラドキシア"を買った本屋にて、これの置いてある新刊の棚をみたら、同時発売と思しき本が。何気なく手にとってみたら、「こ、これはあの……」的展開。
まさか再び"カンフーちゃー"が読めるとは!
本気ですごいぞ、ジャイブのサルベージ。編集部の方とはよっぽど気が合うらしい。というか、ぶっちゃけ「俺がそこにいる!」としか思えないセレクト!!
サルベージ系を買い始めて、相当の上位にランキングされるGJでした。
晴れて出版社をカテゴリー入り。


(以下、「単行本買った以上、客なんだから言わせてもらうぜモード」にてお届け)



思えば不思議な作品でした、"カンフーちゃー"。
MAXで連載されていたことを今でも覚えている人は、ぶっちゃけ少ないと思われます。
覚えている人も「ああ、アレね」と苦笑交じりに語られることが多いのではないかという、言ってしまえば微妙な作品。
正直、無条件に人に勧められるかといえば……自分だけでこっそり楽しみたい(苦笑


でもね、なんか毎回妙に楽しみにしていたのですよ。この「なかなか作品タイトルを覚えない」能力の持ち主の自分が、今日も本を手にとった瞬間にはっきり思い出しましたからねタイトル。本当に当時は雑誌買ったら結構な優先順位で目次を探していました。
それでページ開いたら、ガッカリさせられた事も少なからずありましたけど(笑


個人的な好みとしては「なんでそっち方向いっちゃうんだよ」と歯がゆい思いをさせられることがあって、「もっと好きになりたかったのに」という印象を残したまま、バッサリ終わってしまった作品です。


今回の単行本化にあたり、キチンと作者さんによる後書きも加えられて、当時の状況も分かって自分の中では丸ごと腑に落ちました。
私の中の思いとしては「これでコイツも、ゆっくり眠れるだろう……」てな感じです。
いや発売直後に永眠させてどうすんだw
サルベージの単行本で、何が一番助かるって、こういう作者さん自身の手による作品の解説ですよね。
当時の状況とか、一般人には普通に分かる訳ない(今時ネットすればいくらでも分かるだろって話ですが)ので、こういう情報は心底ありがたいです。あんま赤裸々なのは引きますが(だから掲示板や他人のブログはおろか、作者自身のページさえ怖くて読めない自分)。


実際、同時収録の"もえずみ生徒会"も、この本の解説読むまで、全然元ネタに気がつかなかったしね。言われなければ一生気がつかなかったでしょう。
所詮はその程度の読みしかできない素人の戯言でした。