にせよん(新)

4コマ漫画の購入記録、時々感想。

わさんぼん

わさんぼん 1 (まんがタイムコミックス)

わさんぼん 1 (まんがタイムコミックス)

佐藤先生の単行本も、最近は迷いなく購入に踏み込めるような心持ちになれて嬉しい。
作者コメントによると、主人公の草餅こと草太が「男性読者に人気がない」と描かれていて、納得しつつも意外。
確かに、この手の「アホで思い込み強いけど、実は主人公らしく努力したり実力あったり」なキャラってのは、まさに自分的に反発しがちではありますが、この作品においては、その嫌な属性だけで組み立てられたキャラでありながら、当然起こるべき拒絶反応がまったくおきないんですよね、実に不思議なことに。それこそが最近の先生の単行本を買わせている原動力なわけですが。
しょっぴんブギ”の馬場ちゃんもそうだけど、今までだったら間違いなく「大嫌い!」となってしまったであろうキャラを、嫌いどころか好意をもって見守れるという正反対の感想を持たせてしまう、これこそ今の佐藤先生の充実ぶりを表す好例かと思われます個人的に。