働け！おねえさん

働け！おねえさん（１） (まんがタイムコミックス)

やっっっと買えた……（感無量）
元“くるっとまわって営業中”改め。

巻末描き下ろしのうるりんのご家庭ネタには、久しぶりにきれいに「その発想はなかったわ」を食らった感覚。そのパターンはまったく想像してなかったので、うまく隠されてて見事にしてやられたー、こういうのってむしろ嬉しいｗ　しかもそう言われて読み返してみると、イエローカード２枚目騒動の回の「誰がうちの嫁の話を……」とか、ちゃんと伏線は張ってあるのがまた小憎らしいｗ　あまりに綺麗に投げられたので、受身とれなくてもそんなに痛くない程完璧な一本をとられた感覚。

そんなうるりんの「やりたい事をやるより　やるべき事をやるタイプ」を始め、驚くほど金言名言が飛び出てくる作品です。来島さんが他人を表するときに使う言い回しとか、まわりんを諭した「人生の正解ってね……」等々、普通に感心し感服し感動してしまう。
とりあえずメインの二人で比べると来島さん寄り。もう少し正確に言うと彼女から人望と人徳とコツコツ努力する姿勢をマイナスしたタイプの人間である自分（それって……）としては、馬渡さんの「世の中って食い下がれば覆る事意外と多いんですよ!?」を、日々胸に刻んでおこうと思いますｗ　基本受動態で、付きつけられたものに対してすぐ「しかたない」の一言でそのまま受け入れちゃうことが多いんで。

それにしても、先日「来ない」と断言してしまった妹ブームに継ぐ姉ブーム、これはマジでブレイク手前かも？……と一瞬思うも、よく考えたらこの作品は「姉マンガ」ではなくあくまでも「おねえさんマンガ」でありやはり無念。

とりあえず、「ゲストでありながらアンソロ系企画にも普通に参加してる」という、本誌系四コマにありがちな大切にされてるようなそうでもないような位置から見事抜けだされた記念作。このまま順調に人気がでていけば、いつかきっと“少女Aはまっすぐ！”も復活……これはしばらくいい夢が見れそうだ。
さしあたって次の目標は、Google日本語入力で一発変換できるようになること、かな？