にせよん(新)

4コマ漫画の購入記録、時々感想。

未確認で進行形

2巻。
今までの日常であれば当たり前のように発売され、購入でき読むことができるこの一冊が手にできることは実は結構な奇跡レベルであることにまずは感謝を(大げさ……ではない


しかし不思議だなー、以前より荒井先生の作品は大好きだけど、なかでもこの作品は雑誌掲載時に散々読んでいるのに、単行本で読み返してもやっぱり楽しめる数少ない(というか今はほとんど唯一?)の作品。
とくにこの巻でいうならば、個人的見所は紅緒のお姉さまの裸眼モードですかね。残念ながらメガネ属性のない自分としては「これはこれで……いやむしろこれで!」というくらいの美しさ。どうせならずっとこれで……いっちゃうと小紅ちゃんが霞んでしまうのですね、むう辛い選択。しかしコレこそが年長さんたる姉が持ち得る自制心というものだ!とか絶賛妄想進行中に陥るくらいに入れ込んでおります。


まあ戯言はおいとくとして、小紅ちゃんと白夜の出会いのきっかけとなった事件に対する自虐的な告白とか、完璧超人である姉が抱えていた弱音というか本音に思い切りグッと来てしまいました。
かと思えば普段の紅緒様モードもしっかり健在で、特にここ近年で自分内ベストセリフランキング上位に入りっぱなしの「おもしろくねぇおもしろくねぇ 超ーおもしろくねぇーーー!!」も掲載されていたりして、何この私にとって具現化された理想郷!的な一冊となっております。


基本この手の変態的溺愛系キャラって「キモッ(以上)」で終わるんだけど、ていうか紅緒様に関しても当初はほぼそういう感想しかなかったんだけど、それが何故180度ひっくり返ってここまで愛せるキャラになったのか、自分でも不思議。もちろん撫子様も相変わらずの容赦無いツッコミ、これまた近年ないツボにハマった「いいかげんにしなさいよ(ドスッ)」「おぶっ」が載ってるし……何この私にとって以下同文
他にも「私もかなりアリです」なママさんも登場するしで本当に360度見回しても嫌いになれるキャラが一人もいない、自分の好きなものだけで構成されていて、本当に私だけこんなに一方的に幸せでいいの?と怖くなってしまう夢の一冊です。


まあ……実は現在進行中の連載では今までいなかったタイプであり、かつ個人的に最も恐れていた「一方的に小紅たちをライバル視する紅緒様命なツンキャラ」がものの見事に具現化された新キャラであるところの末続このはちゃんとやらが登場したり、まゆらちゃんとはまた別ベクトルで天然と言うかマイペースと云うか、ていうかまゆらちゃんのアイデンティティがなにげにピンチではありませんか?な突撃系新聞部員キャラの大野仁子ちゃんとかが登場して、良くも悪くも予断を許さない展開だったりするんですが……でもそんな彼女たちもきっとある日突然愛せるのだろうと信じています。


とりあえず、保存用にもう一冊買おう。