せなかぐらし

せなかぐらし (3) (まんがタイムKRコミックス)

３巻ラスト。

しかし地元の本屋はなんでフォワードシリーズ入荷せんのだろうか……芳文社＝A5サイズのみのお取り扱いですか？
不思議なのは新刊ないのに既刊は在庫あるんだよな……この作品も１・２巻はちゃんと棚にあったし。
あるいは新刊コーナーをよーく探せばあるんだろうか？　三周はしたのに←店員に聞くのは負けだと思ってる派
まあ結局普通に新宿まで出て買いましたけどね。

さておき最終巻。
『はつきあい』にも通じる、清く正しく甘酸っぱいお付き合いまでの諸々が素敵でしたね。自分に自信がもてない不安と自意識過剰がごっちゃになって、結果お互いがすれ違ったり傷つけたりしてしまうあたりとか何やってんだ二人ともああもう！　というこの歯がゆさがたまらん感じで。カザマ先生の作品を語る時ついつい使ってしまう「少女漫画魂（いわゆる古き良き系）」って言葉がやっぱり浮かんできてしまうなあ。


あと菓奈ちゃんが「優等生」になるにいたった経緯のエピソードとかは、普通に涙がでました……いいのよ、もっと甘えていいのよ菓奈ちゃん（滂沱
そんなこんなで、こちらが求めているものを求めている以上に惜しげも無く与えてくれる作品でした。

ただ一つだけ物足りない点があるとすれば、「新学期どんな顔すればいいの！？」のまさにそのお顔が見れなかったことですかね……これは後書きorカバー裏あたりでぜひ見たかった……。
まあ見られなかったからこそ自分で妄想して楽しむ余地もあるんですけどね。というか菓奈ちゃんと同じ女子高の子が主人公の新作が出来ればいんじゃね？　『はつきあい』と『ひとりみ葉月さんと。』みたいな感じで！←以上妄想実演。