にせよん(新)

4コマ漫画の購入記録、時々感想。

2015年12月号

まんがライフオリジナル 2015年 12 月号 [雑誌]
今月は結構慌ただしいイメージ。

まずはいつもと変わって最終回の方から。“しばいぬ子さん”と“ベルとふたりで”。しばいぬ子さん結局最後まで本当に犬なのか茶子ちゃんだけにそう見えているのか、実は茶子ちゃんも「自分を人間だと思っている犬」だった(正直このパターンはあると思ってた)とか、そういう伏線回収みたいなこともなく終了。ある意味理想的な終わり方です。
そしてベルとふたりでの方は……うーん、この最終回に漂う只ならぬレベルの濃密な空気はなんなんだろうなあ、やっぱりこれは“死”の空気感なんだろうなあ。死といってもベルやすずが、ではなく作品そのものの死、ああこの人(じゃないけど)は自分を置いて永遠に去って行ってしまうんだっていう感覚。
まあ伊藤先生のツイッターで最終回に至る事情を知っているからやたらと深読みしちゃうだけなのかもしれませんけどね、人それを先入観という。
ともあれお疲れ様でした。

新連載は碓井尻尾先生“願いましては”といがらしみきお先生の“ぼのちゃん”。
まあ後者は以前ゲストで描かれてたぼのの赤ちゃん時代という、いわばスピンオフだから純粋な新連載ではないかもしれんけどどうでもいいか。
碓井先生、既にして一作終わっても間髪を入れずに新作が出てくるレベルで竹には欠かせない作家さんになってて感無量だわー。もちろん今作も期待大で。

そしてなかなかすごいことになっているのがゲスト陣。
てっけんとう先生“押し入れのすきま”、井ノ上ふき先生“うさぎとかめ”、G3井田先生“きゅーは吸血鬼のきゅー!”というメジャーありおかえりなさい! ありの豪華な顔ぶれ。
しかも来月は小坂俊史先生のほぼ実録新連載“新婚よそじのめし事情(仮)”と“のみじょし”の隔月連載が始まるという……悲しんでいる暇なぞありゃしないですね、いいことです。
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