注:ラストシーンのネタバレ思い切り書いてあります
はーやっと購入できた、怒りに任せて特典集めの5冊購入。
それにしても4コマ、しかも萌え(きらら)系では掟破りとも言える「主人公が亡くなる」という展開……雑誌掲載当時も自分のタイムラインで少し話題になったが、雑誌の歴史的にもこれはほぼなかったんじゃないかな?
ただし実際に読んでみると、表現としては「どう考えても死んだとしか解釈できないけど、最後の最後まで確定的なシーンは描かれてない」という形になっている。
まあこれは、普通に考えれば編集部側の NG が出たからそのシーンは描かざるをえなかった……という実につまらない事実が正解だったりするんだろうけど、自分としては結果的にそれが「霞ちゃんが死ぬシリアスでしめやかなお話」と「『なーんちゃって!』的にギャグっぽいノリで実は霞ちゃんがいる世界として終わるお話」のどちらに解釈してもいいよ、という選択肢を与えてもらえたのだな……と受け止めたい。
実際ラスト直前までは、霞ちゃんの病弱な表現を「あえて」ギャグ漫画じゃなかったら死んでたぞ! レベルまで茶化していたので、これもまた選択肢のどちらを選んでも良い、という誘導をしてくれていたのだ、とも解釈できるし。
まあ作者さんの言葉を聞いたわけじゃないので、完全に自分の勝手な「だといいな」という思い出しかないんですけど。
お疲れ様でした。