にせよん(新)

4コマ漫画の購入記録、時々感想。

共鳴せよ! 私立轟高校図書委員会

共鳴せよ!私立轟高校図書委員会 (2) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

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共鳴せよ!私立轟高校図書委員会 1 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

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懲りずに"学天の嵐"買おうと新宿まで行ったが、見事に売り切れていた。ガフ。
じゃあってんで、同じ出版社の棚で、以前平積みされていた頃の記憶で「確かこれも四コマだったよな」と購入。
そんな予備知識ほぼゼロの状態にも関わらず、様子見抜きの2巻同時購入。立派なコレクター病というか買物依存というか。


内容は、今のところ「買って損なし」。まあ、一応リアルベースの学園モノって時点で、ある程度の自分内ランキングは保証されちゃうってのもあるのですが。
脱力系という程は狙っていない、いい感じの「ほどほど」が良いです。
たとえば腐女子の黒田さんとか、普通だともっと毎回毎回カップリングだ妄想だと、定番のネタがうるさいくらい毎回掲載されたりするのですが、この作品だとそんなに嫌じゃない頻度で目障りじゃない。
福家の馬鹿ネタや三村の計算高さ、凛のゲーオタネタなども同様(何故最後だけ名前)。
よくある喩えでいうと、コテコテのジャンクフードに飽きた舌にあっさり和食系が心地よいって感じですかね。
まあ、逆に言えば、煮詰まるぐらいに素材が溢れ帰る程に弾が多くなったってことですな、このジャンル。そういう意味では一緒に買ってきた"まじん☆プラナ"あたりと実に好対照でよいです、自分としては。


そして作画の方がまた、このノリをそのまま具現化っつーかまさに「絵に描いたような」描線で、2巻の表紙を見て分かる通り、実写の女子高生と一緒にしても違和感のない頭身の高さとか、脱力系=適当な絵で済むワケじゃねーぞというこちらの思いを汲んでくれたかのような丁寧さと、それでいてギャグもこなせる絶妙の仕上がり。


一つだけ心配なのは、悪い意味で計算じゃないのではなかろーか? ってことで。「意図的にキャラをダイナミックに動かさないのではなく、動かせないのかも?」「手抜きせず描きこんでいるのではなく、メリハリがつけられないのかな?」みたいな意地悪な疑念がどーしても心の片隅に湧き上がってしまう……作者コメントの「主人公という概念は〜」とか読んでいると更にね。
絵とかも、これから手慣れてくるのと引き換えに主線がぶっとくなったり、キャラの低頭身化とか進んじゃうのかなーやっぱり。不安なような楽しみなような。
あれ、なんか気がつけば偉そうな上から目線評になってしまった、申し訳ありません。
基本は大好きなので作者名を即カテゴリー登録決定。