千歳ヲチコチ (1) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
- 作者: D.キッサン
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2011/09/24
- メディア: コミック
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史実も踏まえてしっかりとした平安時代の舞台+登場人物の言葉遣いだけ現代風、となると古くは『桃尻語訳 枕草子』、『なんて素敵にジャパネスク』といったあたりを想像してしまうのは基本なんでしょうか私が古いんでしょうか。
いずれにしても短篇集『矢継ぎ早のリリー』の収録作品のなかでは“鞠めづるヒトビト”が大のお気に入りだった自分としてはなんとも嬉しい限り。ていうかどうせならアレを連載してくれればよかったのに、とかw
とか思いつつ巻末の作者コメント読んで「違うんかい!」と激しくツッコミいれたw見事に落とされたよ……。
内容に関して言えば、うーん、まだまだ1巻目とはいえチコと亨の交わり度合いがちょっと……キッカケである最初の文のやり取り以外余りにもなさすぎる(仙河さん兄妹が辛うじて接点ぽい)んじゃなかろーかってのが。もう1回くらい偶然すれ違うていどの出会いイベントがあってもよかったんじゃないかと。完全にオムニバスでそれぞれの暮らしと周囲の人々が描かれてる感じだったので。まあ逆に言えばまだまだ先は長いぞゆっくり楽しめる!ってことなんですけど。
そうだ、これは4コマじゃなくて普通のストーリー漫画なんだ、もっと腰を落ち着けて楽しめ自分よ。