にせよん(新)

4コマ漫画の購入記録、時々感想。

小林さんちのメイドラゴン

今日はライオリの日……とノルマさんの連載開始に備えてほぼ手ぶらで外出したら第二土曜日の休配からの安定の竹書房ハメをくらう。
このままじゃ車内で読む本がないよ! なにより購入欲求が満たされないよ!
てことで好きな作家さんだけど4コマじゃないしな……と今まで悩んでいたこれを購入。丁度いい言い訳? はてなんのことやら。とりあえずトールさんの発音は「ール」なのか、いわゆる「トオルさん」と同じ平板なのか考えつつ。


トールのこういうドラゴンならではの「人間の常識が通用し無さ」っていうのも、描き始めると割と本気で考察が深くなっていって、それはそれで思考実験としては面白いんだけどどうにも重たすぎて……となりがちなところを、美味いさじ加減の軽さに抑えつつ、尚且つ決してそういう「人間とドラゴンの相容れなさ」を忘れてしまわない程度に適度に出す→でもやっぱり皆すんなり受け入れて日常の穏やかさ、みたいなバランス感覚が個人的には絶妙でそうそうこういうバランスのが読みたかった、というツボにすぽんとハマるこの心地よさ。

それにしても日常+ファンタジーな世界なんてもう散々掘り尽くされてすっかり枯渇したかとおもいきや、描く人が描けばそこはまだまだ豊穣の地、ということがよく分かります。とりあえず俺も押しかけドラゴンメイドさん欲しい、山か山に行けばいいのか高尾山じゃだめかね(落ち着く)。

こうなるとやっぱり『旦那が何を言っているかわからない件』も買わないとダメか……分かり切っていたことだが何故か踏み出せなかった。
今までも十分ランキング上位だったけど、もうこれ完全に「作家名見たら無条件で買い」のレベルにまで来たな。