にせよん(新)

4コマ漫画の購入記録、時々感想。

G=ヒコロウ 雑君保プ 道満晴明 ジークンドー G=ヒコロウ×雑君保プ×道満晴明競作集

作者さんのツイッターでよく出てくるので存在だけは知っていた同人誌。まさか商業誌オンリーの自分が入手できる日がくるとわなあ。ていうか最近一迅社のサルベージやら同人誌の商業化の動きが激しくて一体何があったんですか教授。

さておき。

一人一人が個性とカオスの塊のような著者が三人集まってしまったら一体どんなアビス(深淵)が……と思わせてからの、カオスしかなければそれはそれで一つの調和を見せるという奇跡。あーそうかこの人達天才だったわそういや感まざまざ。個人的には雑君保プ先生の“三人のエンジェル”が見どころでしたね。ギャグ漫画のイメージしかないというか、普通に怖かったり後味悪ぃ作品の印象がなかったので余計に面白かった。ただ槇原敬之さんの『どうしようもない僕に天使がおりてきた』を普通に知らない世代が多そうで怖い。
にしてもこのメンツを見ると、やはりゲーメストや新声社のことを思い出さずにはいられない、というか切り離すことの不可能なワンピースとなっているのだな、自分の中では多分一生涯このまんま。大切な遺産でもあり負債でもあり。