- 作者: 佐倉色
- 出版社/メーカー: 飛鳥新社
- 発売日: 2017/06/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (2件) を見る
まあご本人のツイッターアカウントやブログは見てなかったものの、時折リツイートされてくるツイでなんとなく状況は察していた(そしてそれだけでも十分ヒドい事案だった)が事実は想像以上にすごかった……人の辛い話とか見聞きするとモロに影響受けてしまうメンタル弱夫なので斜め読みしただけなのだが、それでも軽く寝込んでしまった。
内容は本文参照ということで省くけど、個人的に思ったのは(ご本人全然悪くないのだが)佐倉先生が自分の身の上や性癖(本来の意味での)を語っているところを見て、あなたもそうなのか!って思うところがチラホラあったなあって印象。まあ何もない人はわざわざ「何もないこと」を公言しないから結果的に……というのは分かってはいても創作をする人ってやっぱり皆こういう実体験あるの……? という気持ち。むしろ「普通」と思ってる自分が希少な存在なのかとすら。
とりあえず、今はタイファミで『シロクマはシェーカーを振れません』を連載されていてホっと一息、という感じではあるのだけど、いやあこれ読んでしまって、以後先生の作品を以前と同じように楽しめるか(『桜色フレンズ』を読み直せるか、とかも)、というのは難しいかもな。いわゆる「作品に対する感想と作者の人格に対するそれをごっちゃにするな」というのは正論ではあるけれど、言わずもがなの正論をわざわざ主張しなければならないくらい、それは同一視してしまいがちなことっていう証左でもあるわけで。とくに自分みたいにその辺をきっちり切り分けられない夢見がちなオタクとしてはね……。
元から無駄に気を使って遠慮してしまう方だったのが、今後は例え雑誌のプレゼント企画(もう描いてあるやつ)だとしても「サインを欲しがる」という行為が行えない精神状態になってしまった……。