にせよん(新)

4コマ漫画の購入記録、時々感想。

2006 Vol.1

一迅社刊行の四コマ専門誌。
以前からこちらのゲーム系四コマに親しんでいた自分としては、世間の四コマ漫画誌の乱立を横目で見つつ、二つが一緒になって「ゲーム系でお気に入りの作家さんのオリジナル作品」てのを夢見ていたものです。
その後、一般の四コマ誌でもゲーム系のメジャーな作家さんの名前をぼちぼちと見るようになってはいたのですが、この度ついに本丸が動いた! という感じで。
これを足がかりに、ゲーム→一般誌のみならず、両ジャンルでの行き来が活発になれば言うこと無し。


さて、「新創刊」の雑誌を扱うのはここでは初めて。
「新連載は必ずチェック」のルールに従うと、すなわち全作紹介……(汗
いってみよう。

  • ソーダ屋のソーダさん。 湖西晶先生は表紙&巻頭。やっぱりこの方抜きではありえんのか。メインヒロイン開幕死亡。ゴーストじゃなくてリビングデッド。最近の湖西先生の基本スキルのシモもバッチリで(笑
  • きゃっぷな♪スラたん 東雲萌黄先生。萌え業界では一般的手法ながら、四コマで取り上げられのは意外に少ない擬人化キャラモノ。タイトルから、てっきりスライム擬人化系かと思ったらペンキャップ、惜しい。
  • すてぃーるガールズ ちざきゃ先生。こちらも"steel"でロボな彼女たちのことかと思ったら"steal"で怪盗モノでした。むしろモノノケ系。公道でセグウェイのっちゃダメよ。
  • たなボタ 銭形たいむ先生。大家さん(おっさん)と店子(女性ばかり)ライフ。
  • 宇宙王室キャトル姫 まったくモー助先生。お姫様キャラっていうかお姫様。宇宙要素皆無だ。
  • ふつう系アイドル BON ちゃん 間狩修先生。平凡という名の誰よりもあり得ないキャラによる芸能界サクセスストーリー。なのか?
  • こはるび BOX 智先生。動物好きの姉と心霊好きの妹の双子物語。
  • 有限会社ベンリー 中村カンコ先生。年齢と役職が反比例する便利屋さん、社長は小学生。シリアスな線で不条理な世界。
  • すこあら!  三ツ雪柚菜先生。ゲーマー女子高生の日常。○360にギャラ○クシーファイ○にパ○ーグ○ーブ……仕込みネタの対象年齢が高いな(笑
  • すもも★あんみつ 神堂あらし先生。世間知らずの鬼娘と人間社会のカルチャーショック、しかし人間の側も並ではない模様。
  • ひよのにぃ 岬下部せすな先生。おお安定の一作。地上最強の幼女バトル。いつもながら猛々しさのかけらもない絵柄とキャラ能力のギャップが半端ないです。
  • 侵略ですよ?  しんやそうきち先生。宇宙からの侵略者(おバカ)。人の話聞かない系。
  • こまらぶ 森圭二先生。漫研の門を叩いた普通(?)の彼女。
  • 妖怪学園記 きむる先生。妖怪学校。あれ、これだけ「次回作にご期待〜」てことは読み切りのゲスト枠? しまったこの本もその辺のインフォメーションまったくないのか。
  • レッドシップ・カプセルショップ 杜菜りの先生。突然両親揃って旅立ってしまった(文字通り)姉妹二人の日々。全体的に暴走度高し。家は自営業(ホビーショップ)すなわち女子高生店長……うむ(首肯)。
  • すとぽに 広輪凪先生。ゆっさゆっさ。
  • ちろちゃん 結城心一先生。おお、これは"まとちゃん"単行本後書きで触れられていた作品。ここに登場。ライフワークというか、数奇な運命で流れ流れて流れ着く……あ、てことは厳密には新作ではない? まあそれを言ったら他の作品の源流とかはまったく知らないのだが。
  • 日めくり Girls 神武ひろよし先生。バトル学生生活。オリジナルでも活躍を期待しております。
  • はにかみ日和 電脳桜蛙団先生。とうとう神登場。こちらでも萌えっ娘作成計画発動、ネタカブったー。
  • 今日もサツキ晴れ!  ストライク平助先生。殺人アンドロイドと、創造主にして人類抹殺をを企む孤独な少年。字面と絵面のギャップが楽しすぎ(笑
  • そふと くらっかぁ 倉澤まこと先生。喫茶店とデコボココンビな姉妹。性格は……おバカさ加減はそっくり(笑)。「王都」ってことは、世界観的にはファンタジー? ファンタジーの世界の喫茶店……うーむ。
  • 明日も晴れる YA!  九暮華麗先生ナースもの。ゲーム系で最近見つけた個人的に注目の方。確かな絵に合わせるように、意外にまとも(失礼)に職業ものしています。
  • もっと! 委員長 内村かなめ先生。ドM風紀委員長。アンソロばっかでオリジナルを読まないもので、あいかわらず絵柄の王道さとぶっ飛んだキャラクターのギャップに違和感。
  • トラブックストアただいま営業中!  喜来ユウ先生。流行っているようで意外に少ない書店モノ。
  • いつかまたかえる ラストは荒井チェリー先生。ある日突然降って湧いたように知らされた、生け贄の宿命。ここでも殿を勤める荒井先生、納得の貫禄。これで四コマならば完璧……いや言うまい。


ふう、目次ページにお休みのお知らせがないのっていいなあ(毒
……しかしこうして見ると仕方が無いこととはいえ、ゲーム系でも既に一般誌で描かれている人ばっかりだね。
まあ、その辺この雑誌自体が定着してからのお楽しみです。
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