- 作者: 双見酔
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2009/07/27
- メディア: コミック
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普通こういうジャンルだと、堂々と働く気もなく遊んでいたり、いわゆる「働いたら負けだと思っている」系になるところですが(実際巻頭のカラー書き下ろしはそう)、主人公が気乗りしないながらもちゃんと職探しして*1、アルバイトながらもあっさり働きだしているあたりが、結構リアルでありながらこの手の漫画的には破天荒というあたりにこの問題の根深さがあるような気がしたりしなかったり。
古くは「オタク」もそうだったが、最初の頃は「こんな異常なのって自分だけかも……」という罪悪感とか申し訳なさをもってそれなりに身を低くしていた物だが、「オタク」「ニート」って、分かりやすい呼称がラベルとしてはられると「どうせ自分は○○だし」って、自分以外にも似たようなのがいると思って開き直るようになるんだよなー。
*1:電話かけるのに「向こうは忙しい時間帯かもしれないから……」とか、こちらで勝手に理由つけて先延ばしにしてしまうネタは、個人的にアルアルすぎてヤられたw