2017年6月号

いの一番に取り上げるべきはPAPA先生の新作読み切り“サイエン　テイスト”。この方の持ち味である「割と平気でヒドいこと」をぶっ飛んだ発想に乗せてお届け。4コマ一本毎のタイトルを一番下の方に持ってくるというレイアウトも見どころですね。
それにしても『カガクチョップ』や『空想科学 X』なんかもそうですが、ギャグテイストのカガク（非科学）漫画って地球がどんな滅茶苦茶なことになっても一話でピッタリ話が完結して、次は何事もなかったかのように「いつもの日々」が始まるのって様式美ですよね、素晴らしい。

“魔王城のお姫様”は対照的に連載のお話のサブストーリーが綺麗にまとまった感じ。最初は純粋に絵で敬遠していたけど、やっぱほのぼのファンタジー好っきやねん。

そういやあんねこ先生の“ハルベルンハルカ”も科学……というかロボットもの。連続掲載の後編だけど、次はどんな作品を見せてくれるのか楽しみ……いやこれは完全に話完結しちゃってるしねｗ

にしても、ミラクの掲載作品のラベルで最近新しくできた「特別読切！」てマジで一回こっきりの読み切りなのね……厳しい。