2009年8月号

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第二土曜日。その鉄則には竹も逆らえず、珍しい前倒し。
よりによって、「２１周年記念号」が、この忙しいスケジュールになるという罠。ある意味記念になりますね。

• ひなちゃんが王子！　体育の授業で、らんちゃんを助けてあげるためにも、と水泳に気合のはいるひなちゃん。らんちゃんて本当に泳げないのね。なるほど、「守ってあげなきゃオーラ」の持ち主なのか。
• しょっぴんブギ　馬場ちゃん本日のお買い物、かき氷器とアイスディッシャー（アイスを球状に盛り付けるときに使う道具←今回もまたためになる知識が）。結果会社のみなさんに好評だったようで……ありがちな作品だと、こういう「突飛な行動しても、結果喜ばれてるからOK」的な展開は、行動するキャラ含めて毛嫌いすることが多いんだが、この作品は不思議と馬場ちゃん含めて受け入れられる。魅力ですな。
• ベルとふたりで　弓子おねえちゃんのお友達の琴子さんはブラインドさん。伊藤先生がこういうキャラ描かれると、なんか考えさせられてしまうものがあるのは気のせいか。ベルは盲導犬のビリーに一目惚れ。よく「盲導犬は仕事中はほかのことに気をとられないように躾られている」とは聞きますが、どうやって「仕事」と「そうじゃないこと」の概念を教えるんでしょうかねえ。私も惚れたぞビリー。
• まんがライフオリジナルNEX　２１周年記念企画、雑誌in雑誌。内容は本誌の連載作品のアナザーバージョン
  • ちいちゃんのおしながき　上司さん＆部下くん編
  • 店長の憂鬱　アユカワさんの日常編。本当に女子大生だったのか。しかも自宅暮らしとは気楽なものだな。そして初登場、しっかり者？な妹さん。良い子そうで惚れるwところでお名前は？
  • リコーダーとランドセル　隣のタケ兄編。わかりやすいダメ人間。
  • ういうい　days　久美子センセの日曜日。GJ。
  • ばつ×いち　本編のお話、店長視点からバージョン。
  • 山田さんちの日常　こちらはタイトルもちゃんと変えての、秘書さんの日常。「カワイイ」だけじゃなく「可愛げ」があるのが素敵なキャラです。
  • ベルとふたりで　こちらは普通に本編の続きで、琴子姉さんにすっかり懐いてすず＆ベル。うらやましいねこういう一瞬にして人の懐に飛び込める才能。決して「子供ならでは」ではなく、個々人の持って生まれた資質です、年齢に関係なく。
  • 野生のじかん　妄想編。え、じゃあ普段やっているのは（笑）というお約束をとりあえず書いといて、カッパとの対戦シミュレーション。
  • おうちがいちばん　イングリッシュバージョン。ちょっと前に終わった企画が再登場。まさに「こうすればよかったのに」をそのまんま再現されちゃいました。
  • おめでとうメッセージ　堀田かつひこ先生、ももせたまみ先生、さそうあきら先生、私屋カヲル先生、宇仁田ゆみせんせい、むんこ先生より、一ページのイラストメッセージ。そういや『オバタリアン』も『やまだまもるちゃん』も『ちびとぼく』も連載されていたんですよね。うーんそう考えるとなんかすごい雑誌に思えてきた。
• P探偵事務所の事情　テンヤ先生、３ヶ月連続ゲストで再登場。探偵事務所見習いの美沙ちゃんは施設育ち。おっといきなり結構な設定乗せてきたな。
• ひみつの花園　３ヶ月連続ゲスト最終回。ボケーっとしているようで、実は寮母の他に小説家・三園紅葉としても仕事していたお姉ちゃん。まさか青葉の友達の彼が読んでいる本がそうだったとは、見事にオチた。
• あおやまさんトコの♪　桜川キオイ先生Y-1ゲスト。娘＆旦那ラブなお母さん。今時だと、これがギャグになっちゃうっていうんだから、なんだかなーって感じです。

柱の作家コメントテーマは「私の２１年前の私」しかし何度見ても中途半端な年数。