にせよん(新)

4コマ漫画の購入記録、時々感想。

遠野モノがたり

遠野モノがたり (バンブーコミックス)

遠野モノがたり (バンブーコミックス)

こういう「素敵な地方」を紹介する作品だと、ひねくれ者の自分なんかは「都会と違う」を強調する表現が目についてしまって、果ては「地方蔑視じゃね?」とか穿ってしまうのですが。


しかーし、この作品はなんといっても作者自身が実際に遠野に移住しており、即ちこれは架空の主人公の姿を借りたセリフは、ほぼそのまま作者自身の語る言葉なわけで。
そしてまた、遠野という、口にしただけでなにやら特別な響きを帯びてしまう地に対する「特別さ」と
、そこに住んでいる人にとっての「一地方都市の日常」の割合が、どちらに偏ることなくいい塩梅ではないかと。
何が言いたいのかというと、結局はウチの部屋にも座敷童子来てくれと。